見出し画像

学び続けたくなる社会を作ることが、我々の会社の使命

DXやリスキリング、人的資本経営など、個々人のスキルアップや企業の人材育成に大きな注目が集まっています。ソフトウェアやプログラミングのスキルアップを支援するWinスクール(ピーシーアシスト株式会社)が提供するサービスの重要性も益々高まる中、現在、どういうビジョンや思いでスクールの舵取りを行っているのか、代表取締役亀田 昭に話を聞きました。


「もっと学びたく学び」を提供することがWinスクールの目標

ーーWinスクールの目標について、教えてください。

亀田:2023年から私たちは、「『もっと学びたくなる学び』で、変化し続ける社会に適応し未来をつくる「人」を育てる」というパーパスを掲げています。

「もっと学びたくなる学び」は単に資格を取るために学ぶ、漠然と日々勉強をする、というのではなくて、あるべき自分の姿に向かって毎日前進していく、日々の成長を実感できる、そういう学び方だと私は思っています。

ーーあるべき姿を目標に持って学ぶということですね。

亀田:そうですね。一昔前、コロナ禍よりも前で、まだ誰もDXやリスキリングなんて言ってなかったころは、将来のキャリアアップのために勉強する、とか資格をとって就職を有利にする、といったことが勉強の目標だったと思うんですよね。もちろん、将来のキャリアアップや就職のために学ぶことはとても重要なんですが、キャリアアップや就職が叶うと、そこで学びが終わってしまうと思うんです。

でもDXやリスキリングの時代には、社会や技術の変化も激しいので、常に学び続けることが重要で、あるべき自分の姿を常にもって、それに足りないスキル、ギャップみたいなものを自覚して埋めていくのが、とても大事だと思っています。

ーー常に学び続ける、というのは大変ですね・・

亀田:だから、「もっと学びたくなる学び」の提供が重要なんです。学び続けたくなる社会を作っていくのが我々の会社の使命なのかな、と思っています。

顧客ニーズを理解した事業運営ができることが当社の強み

ーーなるほど。では、それを実現するために気をつけていること、経営において大事にしていることを教えてください。

亀田:一人ひとりの受講生、一社一社の企業ごとに目標や課題が違いますので、お客様が何を望んでいるのかっていうのをしっかりヒアリングして、課題を見える化すること。そのうえでソリューションを形にすること。ソリューションを実現できる講師陣を育成すること。世の中の状況やマーケットの状況を敏感に捉えること。これらを、大事にするように社員に伝えています。

ーーソリューションを実現できる講師陣がサービスの根幹になりそうですね。

亀田:そうですね。当社の講師はいろんなスキルを持っています。経験もさまざまで、個人個人のタレント性というのを重視しながら、学びを提供できるところが強みです。

おそらく他社と一番違う点だと思うのですが、当社の場合、基本的に講師を経験した社員が管理職や経営を担うので、顧客のことを理解した事業運営が自然とできているように思います。

ーーマネジメントが講師を経験している、というのは珍しいですね。

亀田:そうですね。我々は、教室事業・拠点事業をやってますので、実際の教室で受講生に接する中で、いろんな課題が出てきたりします。そういうことを経験した人が、戦略的に講座の内容を考えたり、スクールの制度を作っているというのも大きな強みですね。

ーー他に強みとか魅力をあげるとしたら?

亀田:やはりリアルな教室というのをずっとやってきておりますので、ネットだけの社会人向けのスクールとかも他にあると思うんですけど、お客様の声を直接対面で聞けるというのは非常に大きいと思います。オンラインでできることは増えましたし、コロナ禍以降、当社もオンラインスクールを始めましたが、受講生との直接のインタラクションはやはり重要です。

学びの入り口と出口にも、責任を持つことが大事

ーー五年先、十年先のWinスクールのイメージを教えてほしいです。

亀田:そうですね。技術やデザインを教えることに我々は強みを持っていると思っているんですけども、今後は学びの入り口と出口を持つことが大事だと思っています。

学びの入り口というのは、受講生一人ひとりへのカウンセリングを通した目標設定、ソリューションの提案だと思っています。学ぶ前に、なぜ学ぶのかを一緒になって明確にすることで、学びの効果を飛躍的に高めることができると思っています。

学びの出口は、学びの結果に責任を持つということですね。受講生の第一目標の達成、たとえば希望の就転職の実現や、企業研修であれば安定的な人材育成・人材確保をWinスクールに来ると実現できる。そういうスクールにしていきたいなと思っています。

ーーつまり、これからは単に決められた講座を教えるだけのスクールではなくて、学びの入口と出口のところをもっと厚みを持ってできるようにしていくと。

亀田:そうですね。スクールもそういう責任を持つべきだと思ってます。そういう時代になったというか。一昔前は転職します、ってあまり大きな声で言えなかったと思うんですけど、今はテレビを見ると、堂々と転職のために紹介会社にスカウト登録しましょう、と言ってますよね。終身雇用なんて、もう誰も言ってない。

キャリアチェンジが当たり前になった今は、スキルの証明も重要

ーーなるほど。確かに、変わりましたね。

亀田:キャリアチェンジが当たり前になった今は、スキルの証明も重要なんです。どこに勤めていた、というよりも、今何ができるか。だから、学びの入口で目標のためのスキルセットを判断して、出口のところでは受講生のスキルの証明も行おうと思っています。

ーースキルの育成に加えて、スキルの証明もスクールの役割になるんですね。

亀田:そうです。あと労働人口もこれから減ってきますので、シニアの方がもう一度活躍する時に、何をすればもう一度企業で輝けるのか、といったことにも取り組んでみたいと思ってます。

ーー「もっと学びたくなる学び」を幅広い世代に提供していく、ということですね。最後に、当社と関わりを持ちたいと思う企業や専門家の方にメッセージをお願いします。

亀田:そうですね。我々は今300ぐらいの講座をもって、個人の方だけでなく企業に向けての研修もやっているんですが、さまざまな講座の領域を深く・広く網羅するのは、自社の社員だけでは難しいと思ってます。でももっと講座の幅は広げていきたい。ですので、専門家や経験をもった実務家とのアライアンスは前向きに考えています。

あと当社には拠点を含めて、リソースもいろいろとあります。私たちのリソースに魅力を感じてくれて、新しいことを何か一緒にやりたい、というパートナーからのオファーも、ぜひいただきたいですね。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!