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中堅・リーダー社員は必見!若手を育てるコツは若手を知ること!「若手社員育成の課題を語り合う会」開催レポート

私たち、Winスクールでは、ビジネスパーソンが抱える課題や疑問について幅広い業種・立場の方々が集まり、自由な立場で語り合う会(Winスクールアカデミア)を定期的に開催しております。
この記事では、去る2024年5月29日に行われたオンラインイベント「若手社員育成の課題を語り合う会」の開催レポートをお届けします。


若手社員育成の課題を語り合う会とは

若手社員は企業の未来を担う存在ですが、世代ギャップや昨今ではコロナ禍の影響もあり、彼らの育成には課題が多い状況です。またそうした課題の本質を見極め、その解決策を模索する中で、新たな気づきを得られるのがこのイベントの魅力でもあります。

こんな方におすすめ

若手社員育成の課題を語り合う会は、次のような方に積極的な参加を促しております。
✅若手社員が日頃から考えていること(仕事への意識)やそれについての言動にイライラすることがある方
✅若手社員が何を一番大切にしているのかを理解できず、職場でのコミュニケーションに戸惑っている方
✅若手社員をどう指導・育成すれば良いのかマネジメントに自信が持てず悩んでいる方
若手社員育成の課題を解決するには、さまざまな視点が必要と言えます。実際に参加する側もそうした視点を求めてなのか、当日は多様なメンバーが集まりました。

当日の流れ

当日は次のような流れで進行しました。
1.オリエンテーション
ファシリテーターよりイベントの概要説明
2.グループディスカッション(15分)
自己紹介を兼ねて、グループの進行役や書記、ディスカッション共有時の発表者を決めた上で、若手社員に思うことや期待することについて話し合いました。
3.ディスカッション共有
4.グループディスカッション(30分)

1回目のディスカッションと同じグループで若手社員育成の課題や本質、その解決策などを話し合いました。
5.ディスカッション共有・発表
6.まとめ

若手社員育成の課題を語り合う会のリンク

中堅・リーダー社員が若手社員に対して感じること

実際にグループディスカッションではどのような意見が出たのでしょうか。参加者がそれぞれの社内で若手社員に対して感じていることを話し合っていただきました。

若手社員の3つの「ない」

各グループで特に多かった意見は次の3つでした。

  • 必要な報連相がない〜タイパを重視し過ぎて必要な情報共有をしないなど、自己完結してしまっていることがある

  • 主体的な行動がない〜常に指示待ちで自ら業務を進めようとしないことが多い

  • 相互理解が足りない〜世代を超えたコミュニケーションに苦手意識がある

このように、中堅・リーダー社員が若手社員に感じていることが、今回の参加者の中で総じて一致していたのは興味深い結果でした。

若手社員育成に対する課題の本質は?

先ほどのグループディスカッションを踏まえて、今度は各課題の本質やその解決策について話し合っていただきました。

課題の本質を見極める

若手社員育成の課題の本質はどこにあるのでしょうか。
たとえば「主体性がないことや報連相が少ないことは、若手社員だけの問題でベテラン社員には起こらないのか?」といった議論がグループによっては行われましたが、それについては、今回の参加者が所属する会社ではベテランには起こりづらく若手社員や未経験者に多いとのことでした。
また各課題の原因についても話し合われましたが、若手社員の多くは「自己肯定感が低く失敗したくない気持ちが強い」という意見も印象的と言えます。

さまざまな解決策から得る新たな気づき

各グループでは、若手社員育成の課題について次のような解決策が話し合われました。

  • 相手に主体性がないことを前提として、業務に対する目的を明確に伝えるなど、時間をかけて説明を行う

  • 技術面とメンタル面の指導方法を分けて、年に一度、同期入社を集めるイベントを実施するなど、会社への親近感を高める

  • 指導役との世代ギャップがないように、年齢の近い社員が指導するようにして、業務中のコミュニケーションをとりやすくする

  • 作業プロセスの中での立場を交換し、報連相がないとどのくらい困るかを実感してもらう(実践での対応が難しい場合は擬似研修を行う)

  • 外部の講師に依頼し、時代に見合った指導体制を整える

こうしてグループディスカッションを重ねると、自社だけでは思いつかないアイデアの発見があり、今後の育成・マネジメントに生かせるのではないでしょうか。

他社や異業種での交流に大いなる気づきがある!

今回のようなイベントだけで、若手社員育成の課題について明確な結論を出すことは簡単ではありません。しかし、他社や異業種との交流には大いなる気づきがあります。
実際に、今回の参加者の80%が各自の職場で役立ちそうだと答えました。

参加者の声の一部を紹介

30代女性:若手社員育成の課題に取り組む中で、コミュニケーションの大切さを改めて実感しました。また、今回のイベントを主催してくださったWinスクールには、キャリアコンサルタント(国家資格)の方が多くいらっしゃるとのことで、同資格への興味が湧きました。

30代男性:皆さんとの話し合いから、自組織と他部署(現場含め)との連携をより強化する必要があると感じました。

40代男性:自分と違う職場で働いている方と会話することでいい刺激が得られました。参加してみて良かったです。

40男性:若手社員育成の課題を解決することはとても大切ですが、そのためにも自分自身が話をまとめる能力を身につけないといけないと思いました。

40代男性:皆さんと色々と話し合ってみて、若手社員の育成は、彼らとのコミュニケーションを充実させるためにも、もっと若手のことを知る必要があると感じました。

おわりに

多くの企業が人材不足という問題を抱える中、会社の将来を担う若手社員の育成は喫緊の課題です。

もちろん、この「若手社員育成の課題を語り合う会」だけで絶対解を見出すことは難しいでしょう。しかし、それぞれの会社にあった現状の最適解を見つけることは十分可能です。

当イベントは今後も続けていく予定なので、参加者どうしが役職に関わらず対等に議論する場として、各企業の中堅・リーダー社員の皆さんはぜひ次回の参加をご検討いただければと思います。

次回の開催日程が決まりましたら、Winスクールのホームページやこのnoteでお知らせいたします。

最後までお読みいただきありがとうございます。